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SkiiMa KICHIJOJI

NEWS

2023/9/7
【Member Interview】Taka Ishikawa Architects・石川さん

SkiiMaで働くメンバーをご紹介する「SkiiMa Member Interview」

今回は石川崇之さんにお話しを伺いました。

石川さんは建築設計をされており、何かのための「空間・場所」を作ることを生業とされています。
日常生活にダイレクトに関係する創作活動が好きと仰る、石川さんのパーソナルをぜひご覧ください。

 

【Q1.現在のお仕事】

建築設計です。

建築の設計は何かのための「空間・場所」を作ることなので、特に専門を持たず、用途や規模に関わらず様々な種類の空間や場所をつくる手伝いをしている、といった感じです。

具体的に今は、住宅・集合住宅・酒蔵の倉庫・別荘を設計しています。あとはもうすぐ、民家を宿泊施設に改装する仕事も始まります。

 

【Q2.「好き」な事はなんですか?】

何かを「作る(創る)」ことが好きです。

ですが、ただ単純に絵を描いたりするのが好きということではなく、例えば「衣・食・住」に関わる何かをつくる、といった日常生活にダイレクトに関係する創作活動が好きです。

 

【Q3.「好き」と「仕事」の関係性】

「好き」と「仕事」が一緒であることは必ずしも良いとは限りませんが、僕は自分の「好き」な事の延長線として建築設計という「空間づくり」を仕事にして良かったと思っています。

例えば、多くの人にとって旅行に行く目的は食事と建築です。

その旅行先の地方や国の食べ物を食べ、その風景や建築を見ることで新しい発見があり、気分がリフレッシュされたりします。

そこに建築は深く関わっているし、僕の場合は旅行してその先々で素晴らしい建築を見るとそれだけで勉強になり仕事にも活かせます。

また、日常的に自分が住む場所を選んだり、もし友人や親戚が家を建てることがあれば建築の知識は大いに役に立ちます。

そうやって「好き」で始めた仕事のスキルが日常生活において有効なことは非常に幸せなことだと感じています。

 

【Q4.今後実現したい事】

公共性の高い建築の設計に関わりたいです。 分かり易い例で言えば図書館、駅や美術館などの公共の建物の設計なのですが、そうでなくとも、これからの社会に於いて生活を営む中で大きな役割を果たす建築があれば携わってみたいです。そういう意味で言うと、いまはまだどういった方向性に向かうのか分かりませんが、メタバース上の建築デザインもしてみたいです。

 

【Q5.SkiiMaって石川さんにとってどんな場所ですか?】

社会と自身を繋ぐ、橋のような場所です。

どの業種でも多かれ少なかれあると思いますが、建築設計も同様に特殊な業界です。「2次元で描かれた設計図に様々な不可解な記号を描き、まだ形のない建物について一般社会ではほぼ聞かない特殊用語を用い、各分野のスペシャリストが話し合って建物を完成させていく」といった専門性が高いが故に非常に閉じられた世界で、日常的に広い意味での一般社会との接点がありません。

唯一の社会との接点は建物を依頼してくれたクライアントですが、それもごく少数に限られてしまいます。

SkiiMaには様々な職種の人が集まって仕事をしています。ちょっとした会話の中で、同じ業界の人との会話だけでは聞けない考えや意見があったり、近くでいろいろな職種の人の働き方を見ているだけでも得るものが多く、僕自身が社会を見ていく上で非常に重要な場所になっています。

 

【Member profile】

石川崇之 Takayuki Ishikawa

Taka Ishikawa Architects 一級建築士事務所 代表

 

横浜国立大学・早稲田大学大学院を修了したのち、東京のデザインオフィスで建築やインテリアデザインの設計に携わる。2008年より文化庁新進芸術家海外派遣制度によりフランス・パリに滞在し、同年より Shigeru Ban Architects Europe でフランス・イタリア・スイスなどヨーロッパを中心にアメリカ・中東(UAE・ベイルート)・韓国を含め数々の海外プロジェクトにかかわる。 2014年からスイス・ベルンの Itten+Brechbuehl AG に活動の拠点を移し、Swatchプロジェクト(2019年完成・スイスのビール市)を中心に、数々のスイスの国内プロジェクト・コンペに参加。2021年に Taka Ishikawa Architects を設立。2023年に日本での活動も開始。

 

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